鼻詰まりはいつものこと。
それを解消するのは「点鼻薬」。
これさえあれば鼻詰まりは解消される。
もはや「点鼻」という行為は当たり前となっていた。
でも、それがこんな結果になろうとは…。
点鼻薬を使い始めたのは42~43歳ごろ
点鼻薬は42~3歳の頃から使い始めました。
点鼻薬は耳鼻科で処方されることもありましたが、どうにも合わなくて使っていませんでした。
とはいえ、エアコンを使っている部屋にいると、どういうわけかほぼ間違いなく鼻が詰まるのがストレスにもなってきていました。
あるとき、知り合いが市販の点鼻薬を勧めてきました。
同じように鼻詰まりを起こしている知り合いはこれで解消されている、と。
おすすめの点鼻薬をドラッグストアで買って、私も使ってみました。
…これはすごい。鼻詰まりが100%とはいかないものの、ストレスを感じないレベルまで改善されました。
いいものを紹介してくれた知り合いには感謝しかありませんでした。
※点鼻薬についての補足
すべての点鼻薬が薬剤性鼻炎を起こすという意味ではありません。この記事で使っていたのは、鼻粘膜の血管を収縮させて鼻づまりを改善するタイプの市販点鼻薬です。
点鼻薬があるのが当たり前になった
点鼻薬は常に自分の身近においてありました。
1本だけ持ち歩いていましたが、やがてリビングや車内、職場にも置くようになりました。
鼻が詰まれば点鼻薬をシュッと吹いて解消、実に便利です。
何も考えることなく点鼻という行為を行っていました。
息をするのと変わらないくらいに自然な行為。
1日に10回以上使うこともあった
やがて点鼻をしても鼻詰まりが解消されないことが少しずつ起こり始めます。
1回あたり2プッシュくらい点鼻するのですが、鼻の中の粘膜の腫れは解消されず、薬液が届かずに鼻から垂れてくる有様。
思えば、1日に10回以上点鼻を行っていましたが、今回の腫れはしつこいな、くらいにしか思っていませんでした。
鼻筋を圧迫したりすることで若干つまりが解消することもあったので、あまり深くは考えていなかったのです。
過去に耳鼻科でもらったステロイド系点鼻薬も使ったことはありましたが、即効性がなく、最初はむしろ鼻が詰まった感じがして、続けて使いませんでした。
CPAPを使い始めて耳鼻科へ
CPAPを使うようになり、この鼻詰まりがかなり厄介になってきました。
CPAPは鼻から空気を送り込む仕組みになっているのですが、鼻が詰まっているために空気が十分に入って来ない感じがしました。
加湿するとか、思いつくことは一通りやったつもりでしたが解消せず。
これは自力でどうにかするのは厳しいと思い、耳鼻科で相談することにしました。
耳鼻科の医師曰く、
「薬剤性鼻炎です」
点鼻薬の使いすぎで起こるそうで、ああ、そうなのかと納得してしまいました。
自分の使い方を振り返れば、そりゃあこうなるよな、と。
医師によると、中には点鼻薬を1日1本使ってしまうくらいの人もいるらしく、そこまでではないことにすこし安心感を覚えました。
20年以上続いた点鼻が終わった
自分の場合、耳鼻科で処方された薬を飲むことで、薬剤性鼻炎は一気に改善しました。
もはや生活習慣と化していた点鼻という行為も意外に治まっていました。
職場や車内などに置いてあった点鼻薬も使うことがなくなったので、もったいない気はしたが全て捨てました。
点鼻薬を使い続けて20年以上。
効果があるから点鼻薬を使っていたわけですが、気づけばそれが当たり前になっていました。
使ってる上で違和感を感じても、それでもなんだかんだと納得しながら続けてきた。
でも、本当は一度立ち止まって、ちょっと待てよ?と違和感に向き合うべきだったんじゃないのかと思います。
……
ちなみに20年以上使い続けてきた点鼻薬、結構な金額になってて泣いたwww
参考情報
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「鼻の病気」
市販の血管収縮性点鼻薬を頻回・長期間使うと効きにくくなり、点鼻薬性鼻炎を起こすことがあること、改善には使用中止と耳鼻咽喉科への受診が勧められることが説明されている。
PubMed「Variants of rhinitis medicamentosa treatment: a systematic review」
2025年のシステマティックレビュー。薬剤性鼻炎の治療について複数の方法が報告されている一方、統一された治療アルゴリズムを作れるほどのエビデンスはまだ十分ではないとしている。


